中三の夏
by MAD-kun | 2008Mar. 5/18:06
1981年9月、僕は級友のシバタとともに中野サンプラザということろに初めて足を踏み入れました。なにやらドイツ人の変人が面白いことをやると誘われて行ってはみたものの、モミアゲが全くないお兄さんや、夏なのに全身黒ずくめのお姉さんたちに囲まれて、千葉の田舎の中学生だった僕たちは完全に浮きまくっていました。
クラフトワークが偉い人たちだということは、パンフレットで坂本龍一が持ち上げまくっていたので理解できましたが、幕が開くと巨大な機械のようなものがステージに鎮座し、メンバーそっくりに作られたロボットがそれらを「操作」して音を出すという珍妙な光景を目の当たりにして、「こんなものに五千円も払ってしまったのか」と一瞬後悔を覚えたものの、しばらくすると本物さんたちも無事現れ、シバタにもらったカセットで聞いたことのある曲も演奏されて、それなりに盛り上がることができたのでした。
アンコールでは、メンバーが電卓のような楽器を各々持ち出してステージ前面に出てきて、下手な踊りとともに人間臭く客にアピールする姿を見て妙に安心したのを覚えています。YOUTUBEで発見した下の映像はドイツでのライブと思われますが、僕がサンプラザで見たものと寸分たがわないので、懐かしく思いうれしくなりました。
このライブを見てから後は受験勉強もそっちのけでドイツの変態的な音楽にのめり込むこととなり、御茶ノ水のレコード屋に入り浸る日々が続いて見事に第一志望に落とされたのでした。